こんにちは!日本でヒンディー語を勉強している、はるかしです。
今日はヒンディー語初心者のわたしが勝手に「日本で買えるヒンディー語のテキスト・教材」をレビューします!
…というと偉そうですが、これまで使ったことがあるヒンディー語のテキストについて、備忘録として書き残します。
個人の見解なので、あくまで「こういう人もいるのねー」というくらいのご参考になれば幸いです。
- 通販でヒンディー語のテキストを買いたいけど、中身がわからなくて不安…
- どうやって使うの?
- 独学でヒンディー語を始めたいけど、どんな本を買えば良いのかわからない…
ヒンディー語のテキストについて少しでも悩んだことがある方のお役に立てたら嬉しいです。
※個人の感想・レビューですので、参考程度にご覧ください。
※適宜加筆、更新を行います。
数年前の記事はこちら。
あれから年月が経ち、新しい教材にも出会えたので本記事では情報を更新してお届けいたします。
【1】ニューエクスプレスプラスヒンディー語
日本で購入できるヒンディー語テキストの代表はこちら。
過去にも白水社からエクスプレスヒンディー語、CDエクスプレスヒンディー語、ニューエクスプレスヒンディー語といったテキストが発刊されましたが、これらの最新版となります。
ヒンディー語の文字・発音・文法・フレーズが一通り載っています。
CD付きなので耳からも学習可能です。
○良いところ
- 1冊で基礎(文字・発音・文法)が学べる
- 書店でも購入しやすい
- 一覧表などを用いてわかりやすく文法を解説している
- 練習問題が解きやすい(解答が同ページにあるので使いやすい)
この1冊があれば、基礎は固められます。
簡潔にまとまっているので、広範囲をカバーしているようなヒンディー語教材かと。
そして何より素晴らしいのが、書店で購入しやすい点です。
大きめの本屋さんへ行けば、語学→アジアの語学/その他語学などの位置に配置されていることが多いです。
実際に中身を確認してから購入できるところがすごく良いと個人的には考えています。
また、ヒンディー語文法レッスン系YouTubeと本書ニューエクスプレス+ヒンディー語を併用すると、文法理解度が爆上がりします(わたしの経験談)。
×少し気になるところ
- ちょっと文法の説明が少ない部分があり、わかりにくいことがある
- 情報量はCDエクスプレスヒンディー語の方が多い
- 紙質がツルツルなので鉛筆での書き込みがし難い
1冊にまとまっている分、文法の説明がかなり簡潔になっているところがあります。
これは仕方が無いのですが、さらっと学ぶ分には問題ないです。文法をしっかり学びたい場合は、他の教材も併せて使ったほうが良さそうです。
なお、過去に発売されたCDエクスプレスヒンディー語は文法の説明が細かいので、ヒンディー語文法をしっかりおさえたい人はCDエクスプレスヒンディー語の方がおすすめです。
(ただし古いテキストなので少し堅い表現が多いです。)
わたし的には一番イマイチポイントな点が、紙質!!
ツルツルしている紙質があまり好きではないので、ここだけが本当に…改善してほしいです…これは本当に個人の趣味的な問題なので、気にならない人は全く問題ないと思います。
【2】旅の指さし会話帳
海外旅行者に大人気な指さし会話帳シリーズですが、ヒンディー語版も素晴らしいです。
会話フレーズをたくさん覚えたい、文法よりもとにかく話したい方にはかなりおすすめです!
直感的に話せるし、よく使う表現がきれいにまとまっていて秀逸。本当に大好きなヒンディー語テキストです。
個人的な話ですが、日本のインド料理レストランでも大活躍しました。
○良いところ
- 会話フレーズがいっぱい掲載されている
- イラストがかわいい
- 単語リストがあるので、単語帳代わりにもなる
とにかく見やすい…!イラストが可愛いので、読んでいるだけで楽しいです。
また、ヒンディー語のよく使うフレーズを中心に掲載されているので実践的。
わたしはインド料理レストランでインド人の店員さんに話しかける時、このテキストを見ながら注文したことがあります。
「なにこれ、その本いいね!」と好評でしたし、わたしも使いやすかったのでお気に入りです。
×少し気になるところ
- 発音の表記がカタカナなので、発音方法は別教材で確認したほうが良いかも
- 文字、文法はあまり触れていないのであくまでフレーズのみ
- 会話ベースのテキスト故に、
「今はこんな言い方しないよ~笑」というフレーズもあるらしい(インド人談)
イマイチな点はあまりないのですが、フレーズに特化したものなのでヒンディー語の文字や文法についてはほぼ触れていません。
あとは、ヒンディー語学習あるあるですが「今はヒンディー語ではなく英単語で表現している」というものが混ざっているようです(インド人の友人曰く)。
まぁ、でもあまり気にしなくて良いくらいのレベルかと思います。
【3】ヒンディー語文法ハンドブック
最近わたしが使っているヒンディー語教材です。
文法についてしっかり学びたい!と思って購入したのですが、大正解でした。
ニューエクスプレス+ヒンディー語で記載されていない文法の説明などは、この書籍「ヒンディー語文法ハンドブック」にて細かく説明があるので本当に助かっています。
○良いところ
- ヒンディー語の文法についてしっかり・わかりやすく記載されている
- 名詞や動詞活用のリストが秀逸、わかりやすい
- ヒンディー語の基礎文法はこれ1冊でほぼ網羅できそう
ヒンディー語の文法は途中からややこしくなるので、正直なところ前述のニューエクスプレス+ヒンディー語だけでは挫折しやすいかな…と個人的に思います。
ヒンディー語の文法についてはヒンディー語文法ハンドブックをメイン教材にして、YouTube等も併用しながら学習することをおすすめします。
×少し気になるところ
- デーヴァナーガリー文字表記に読み仮名がないので、文字が読めないと辛い
- 解説がしっかり記載されているので、読み込まないといけない
- ヒンディー語の単語は掲載されていない(単語リストなどは一切なし)
ヒンディー語はすべてデーヴァナーガリー文字で記載されているのですが、読み仮名は一切ありません。
したがって、文字が読めないと少々辛いかもしれません。
また、ヒンディー語の単語についてはカバーしておらず、巻末にヒンディー語単語リスト等もありません。あくまで文法に特化した教材・テキストであることを理解したうえでのご購入をおすすめします。
【4】書いて覚えるヒンディー語の文字
ヒンディー語の文字(デーヴァナーガリー文字)を勉強する方には強くおすすめします。
ヒンディー語を学び始めるときに、「デーヴァナーガリー文字を覚えるかどうか」という選択肢があります。
すぐに会話をしなくてはならないような方は、とにかくヒンディー語フレーズを覚えたほうがいいと思います。
しかし、ヒンディー語を中長期的に学習する場合は覚えたほうが良いのでは…と個人的に考えています。
○良いところ
- デーヴァナーガリー文字の書き方・発音、すべてを丁寧に学べる
- 書店で購入しやすい(改定新板は2023年発刊)
- ヒンディー語の単語もたくさん掲載されている
- 練習問題が多く、独学しやすい
デーヴァナーガリー文字の入門書ということもあり、文字の書き方から発音まで丁寧な解説があります。
文字の練習帳のようなページもあるので、該当ページをコピーをして何回も練習しても良いかもしれません。
そんなに説明が必要なの?と思われるかもしれませんが、デーヴァナーガリー文字は結合文字という2つの文字が合体して1つになるものがあったり、まぁ細かいルールが色々あります…わたしも覚えられません(ポンコツ)。
そのため、1冊にまとまっていると「あれ、これってなんだっけ???」というときに確認しやすいです。
わたし的におすすめなポイントが2つあり、「練習問題が多くて独学に向いている」「ヒンディー語の単語がたくさん掲載されている」という点が挙げられます。
まず1点目「練習問題が多くて独学に向いている」ですが、練習問題が都度掲載されているので、全部やったらデーヴァナーガリー文字を覚えられると思います。それくらいたくさん問題が掲載されています。
2点目「ヒンディー語の単語がたくさん掲載されている」については、文字の練習と一緒にヒンディー語の単語も掲載されているので、これらを覚えたらかなりの語彙数になるのでは…と(使う単語かどうかは置いておき)。
また、改定新板が2023年に発売されている関係で、大きめの書店には結構置いてありました。
実際に手にとって、中身を確認してから購入しやすい点も良いですね。
×少し気になるところ
今のところとくになし。文法については一切触れていない教材なので、そこだけ気をつけていただければ…ですかね。
【5】ヒンディー語=日本語辞典
ヒンディー語ガチ勢は必ず買う、ヒンディー語学生さんの所有率が半端なく高い、例のヒン日辞典です。
持ち歩きは難しいくらい大きいのですが、見た目がおしゃれなのでお部屋のインテリアにもなります!
○良いところ
- 本などの翻訳時にとても重宝する
- 例文も掲載されていて、1単語調べるとたくさんの情報を得ることができる
- 名詞の性について記載あり
- ヒンディー語→日本語なので、謎単語と遭遇したときにすぐ調べられる
日本語でインターネット検索が困難なヒンディー語ですが、ヒン日辞典があれば何でもカバーしてくれます。
わたしは外大オープンアカデミー時代に授業でよく使っていました。
名詞の性が記載されている点も本当に助かります…とにかく安心感が半端ないです。
×少し気になるところ
- 重くてデカいので、持ち歩きが大変
- 高価
- デーヴァナーガリー文字表記に読み仮名がないので、文字が読めないと辛い
情報量が多いので、その分デカいし重いです。持ち歩きにはあまり向きません。
また、高価(2万円弱)なので本気でヒンディー語を学びたい人向けかなと思います。
まとめ
今回は5冊のヒンディー語教材・テキストをご紹介させていただきました!
偉そうで恐縮ですが、少しでも本のイメージなどが伝われば嬉しいです。
わたしがヒンディー語の勉強をはじめたとき、ヒンディー語のテキストが少なすぎる問題(英語韓国語中国語はいっぱいあるのに…)に直面して、なおかつ本屋さんにも置かれていないので雰囲気と感覚で買っていました。
少しでも
中身がわからないから買うのやめるわ…
というケースが減ると良いなぁと思います。
あと、自分の備忘録なので、また感想が変わるかもしれません。その時は適宜更新していきます。
では!